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五年後?六年後?なカロユリ。 村の子供A的なポジのモブの死に表現がありますので、苦手な方は回れ右推奨。 冷たく乾いた風に、首を竦めながら襟元を正す。浅薄な青空からは、今にも雪が降りだしそうだ。いっそ降って積もって、辺り一面を銀世界に変えてくれたならこの寒さも和らぐだろうに、とカロル・カペルは思う。 冷たくなった鼻を擦りながらオルニオンの空を見上げると、すっかり葉の落ちた丸裸の木々の枝が、格子状に重なって頭上を覆っていた。ひしゃげた黒々しい肢体は昔話の魔女を連想させる。落とした視線の先の木の根元に、薄ら白く艶めかしい腕だか脚だかが蠢く様子を思い描いて、カロルは小さく噴き出した。 そうして、今一度空を仰ぎ見る。薄ら氷に似た色の空に、細く、長く、黒煙が立ち上っていた。カロルは、あの煙を知っている。だから、歩みを早めてオルニオンに急いだ。 サイモンのうしなわれた世界 Kindertotenlieder 20100304「世界で一番汚いものはなんだか知っているか?」 W.G.ゴールディング 「蝿の王」 ギルドに身を寄せていた子供が死んだ。十二歳だった。 身を寄せているといっても完全な非戦闘員で、ギルドの仕事に直接的な関わりは一切なかった。孤児院の延長のようなかたちで、身寄りのない子供たちの一人で、ギルドに入ったときには既に肺を患っていた。 カロルはそれを知っていて子供を受け入れ、子供も自分の命がそう永くはないことを理解していた。病が原因で親に棄てられたのだということも、気付いていた。 魔導器[ブラスティア]を手放した代償が徐々に、けれど確実に浮き彫りになり始めたのは、凛々の明星[ブレイブヴェスペリア]が星喰みを討ち取ってから三年目に差し掛かった頃だった。結局、魔導器文明の放棄を納得し、受け入れることが出来たのはエステルの言うところの首脳勢と、彼らから直接的に事情と事態とを通達された一部の人間――つまり、オルニオンに住む極少数の人々だけで、言うなればその首脳勢と極少数とを除く全ての人間は、ある日突然訳も解らず日々の生活を引っ繰り返されたことになる。 人は、事後報告に理解を示すのは難しい。それでも凛々の明星のような弱小のギルドが不満の標的にされなかったのは、ヨーデル陛下やハリーたちが公の場における全ての責を負い、カロルたちの名前を一切出さなかったからだ。 だから、日に日に増していく人々の不満や、魔導器文明に代わる新たな生活ラインの確保の遅れが世界を蝕み、風の噂で飢饉や疫病の蔓延を耳にすることはあっても、その首謀者であるカロルは顔を隠さずに外を歩くことが出来た。ただ、後ろ暗さだけは何処にでも、何処までも、付いて回った。 カロルが、ただでさえ飽和状態の孤児院が受け入れを渋る、何かしら問題のある子供をボランティア同然にギルドに受け入れるのにはそういった背景があった。「私たち、慈善事業でギルドをやっているわけではないのよ?」、と子供の受け入れを決める度、ジュディスに言われた。それでも釘を刺すに止まり、受け入れに反対することも、ギルドを辞めずに居てくれるのも、何となしに彼女がカロルの罪悪感のようなものを汲んでいてくれるからなのかも知れない。或いは、同じような欝屈を抱いているからなのかも知れない。 贖罪というより、これはただの罪滅ぼしなのだろう、とカロルは思う。果ての、終わりの見える贖いなど、不要に思われて仕方がない。ゆるされたくなどない。その一点だ。 それは罪の意識からというより、自身の心の平穏を求める故だ。結局、何処までも利己的な心の有り様にカロルは呆れた。 棺の中に横たわる子供の表情を欠いた中、ただ一つ眉間に苦悶の跡が残っているのを見留めても、感傷めいた胸の締め付けさえカロルには訪れなかった。それどころか、引き取った子供の名前さえ思い出せない。 愕然とした。同じくらい、あの頃の――絶望と希望とがない交ぜになった、それでも何よりも毎日が充実していたあの頃の自分と、同じ歳の子供が喪われたという事実が、奇妙に現実味を欠いて突き付けられたことが不思議だった。 肺病みの子供にも夢があって、それは聖歌隊に入ることなのだと語っていた気がする。そうだ。声高に、騎士を鼓舞する歌を歌いながら、この国を支えるのだと言っていた。瞳を耀かせて、何を傷付けることもなく、ただ優しい未来を思い描いていた。 きっと、十二歳のあの頃、カロルはそんな風に未来を見つめてはいなかった。それを悪いとは思わない。後悔もない。今も、子供たちの思い描く先の世界が、暖かいものであったり、優しいものであったりすれば良いとは思うが、自分にそういった未来を望んでいるわけではない。 それこそが、贖いであったり、罪滅ぼしといったものなのかも知れない、と思うこともあったが少し違う。そうして、そのことを考えるときは決まってユーリの姿が脳裏を掠めた。 まだカロルが、愚かで浅慮な子供だったとき、彼はどんな思いで自分の言葉に耳を傾けていたのだろうか、と考える。その時の彼の眼差しや、頭を掻き混ぜるようにして撫でる手の温もりを思う。 圧倒的に完成された大人としてカロルの前に現れた男は、今や純然な憧憬の対象ではなくなっていたが、それでも、きっかけと始まりとしての意味は、変わらず彼に起因していた。或いは決意だ。 憧憬を抱いてはいても、彼のように生きたいだとか、彼のようになりたいだとか、そういった思いはカロルにはなかった。寧ろ、彼のようにはなりたくない、という思いの方が強いかも知れない。そして男自身、そう望んでいるようにすら感じる。それらは、ユーリへ向くものが美しいばかりではないことを自覚するよりも、またユーリにその仄昏い劣情を示すよりも以前から、カロルの身の内に燻っていた。 感傷で片付けるには、少し疲れ過ぎている。そう、水泡のように浮かんでは消えていく、取り留めのない思考にカロルは溜め息を吐いた。 ギルドは慈善事業ではない、というジュディスの言葉が耳に着いて離れない。当たり前だ。入ってくるものより、出ていくものの方が圧倒的に多い。魔導器が失われて久しく、またその代替品の開発も滞っている今、魔狩りの剣ほどではないにせよ魔物の討伐に重きを置いている凛々の明星は、仕事に焙れるということこそないが、それでもこれだけ非戦闘員ばかりの大所帯ともなると儲けは少ない。少ないどころか、ここ半年は間違いなく赤字続きだ。 ギルドを立ち上げて間もない頃、少人数でやっていきたい、とユーリが言っていたのを思い出してカロルは口元を緩めた。彼の言い様とは意味合いは違うが、確かに今の自分なら賛同するだろう、とそう思ったからだ。 町全体に漂う香りは、雨の名残に融けて和らいでいる。それでも鼻腔の奥に絡む甘い匂いに眩暈がした。 見下ろした男は今しがた噛み付かれた口の端を一舐めすると、下手くそ、と言って笑った。挑発的な笑みだったが、カロルがその誘いに乗ることはなかった。そんな余裕はなかった。 男が小首を傾げれば、惰性で伸ばされた髪が肩を滑る。髪は、黒く長く、鬱々と流れた。 「……可愛くないからね、ユーリ」 「ひっでーな」 今度は快活に、男は笑った。この方がいつも見ている彼に近い気がしたので、カロルは何も言わなかった。 長い黒髪を掻き上げて、掻き毟り、ユーリ・ローウェルは一つ大きくて長い欠伸をした。締まりなく開いた口と、その周りに寄った皺は、それなりに整っている筈の男の顔を台無しにした。 「……?あんだよ?」 「痘痕も笑窪、ってスゴいと思って」 カロルの意図するところを瞬時に理解したユーリは、次に声を上げて笑う。笑う男を、カロルはぼんやりと見下ろしていた。 「お前、人のこと二回も襲っといてそりゃねぇだろ」 ユーリに倣って、寝台に腰を下ろしたカロルはささくれ立った床の木目を見つめながら、言われた言葉を頭の中で反復する。一度目はヘリオードの宿で、二度目はたった今、この場で彼に口付けた。 「……だよね。何でユーリなんかに……ありえない。絶対、絶対、ありえない」 「失礼だな、カロル先生。……ったく、よしよし。可哀想になぁ」 心地よく擦れた声は確かに成人した男のもので、カロルの髪を掻き乱す指先も確かに、節ばかり目立つ男のものだ。体躯も、経験も、何もかもが及びもつかない。だのに、カロルはこの男に欲情している。我ながら、気が触れているとしか思えなかった。そして、そんなカロルの気持ちを、きっとこの男は察している。だからこそこんなにも満面の笑みを以って、哀れみの言葉を吐くことが出来る。最悪だ。 ユーリは栗色の頭を解放すると、その手を開いてカロルの目の前に突き出した。近過ぎて、焦点がぶれる。 「五年だ」 「……な、なにが?」 「猶予、かな?――ちょっと、お互い落ち着こうぜ。そうじゃなくても、星喰みだの何だのと忙しいんだ」 彼が告げた瞬間、文字通り血の気が引いた。握り込むようにして自身の二周りは大きな男の手を払い除けると、カロルは身を乗り出す。 「ちょっと待って。五年、って何!」 「落ち着こうぜ、って話。五年」 「それは、分かるけど……」 星喰みのことを言っているなら、そこまで長期的な考えをしなくて良いのではないか、とカロルは思う。何より、五年も経ってしまったら他の誰かに彼を取られてしまうかも知れない。もしかしたら凛々の明星を去り、カロルの隣には居ないかも知れない。 「……何で、五年も……」 こんな男に欲情するなんて、と絶望した矢先、突き放されてこの慌て様だ。カロルは自分で自分が情けなくなった。けれど、それ以上に必死だった。 「五年は長いよ、ユーリ」 抗議する声まで情けない。男の少しも揺るがない笑みも気に入らなかったが、それ以上に状況の打開策が彼に泣き言を言う以外何もない、という事実がカロルを更に惨めな気持ちにさせた。縋る以外、何も手立てがないというのはそのまま彼と自分との差――力だけでなく、意識や立場の隔たりを否が応にも自覚させられる。 「……そう、か。長いか、五年は」ユーリは人を食ったような笑みを張り付けたまま、言った。「確かに、そうかもな。何せ、お前が今まで生きてた時間の半分近いんだもんな」 改めて口に出されると、ますます途方のない時間を告げられた気がする。冗談じゃない、とカロルは思った。このまま時間の流れを言い訳に、反古にする算段ではないか、と疑いたくなる。 「い、一時的な気の迷いだから、って……ユーリはそう言いたいの?時間が経てば、何もかもなかったことになる、って思うからそんなこと言うの?」 「何だ、一時的な気の迷いなのか?」 「ちっ、違うよ!ボクの気持ちは変わらない。五年経ったくらいじゃ、絶対、絶対変わらない」 変わらないのでなく、変われないのではないかとすら思う。それ程までに強い感情は、確かにここにある。そうでなければ自分のような臆病で口先ばかりの子供が、どうして自ら進んでモラルから外れることが出来るだろう。 だから、それだけは解って欲しくて、カロルは力強く言い切った。受け入れて貰えないにしても、なかったことにだけはされたくなかった。必死だった。 「なら、いいじゃねぇか。騙されたと思って五年待ってみろよ?んで、ついでにオレに証明してみせりゃいい」 してやったり、といった風体でユーリは笑うとカロルの鼻先に指を押し当ててきた。対するカロルは――しまった、と固まるしかない。やられた。 「それに、五年っつってもお前が思ってる程、長くはないと思うぜ」 「……ユーリにとっては、四分の一だもんね」 「おう」 力なく、カロルが呟くと自分の主張が通ったことに満足した様子で、ユーリから快活な返事が寄越された。腹立たしい。 カロルが拗ねて顔を逸らしても、ユーリは機嫌を損ねるどころか寧ろ一層楽しそうに笑って、栗色の髪を掻き混ぜる。 「……一つだけ、訊いていい?」 「うん?」 「ユーリは、やっぱりボクの気持ちが変わってしまうと思ってる?だから、答えを先延ばしにしようとしてる?」 ユーリからどんな答えが返されても、一度決めたからには五年、待つつもりではいる。確信はあったし、自信もあった。ユーリへの想いは変わらない。けれど、その想いを信じてくれていない相手に対しての五年は、少し長い。 ユーリは、カロルの頭を掻き混ぜるのを止めて顔を近付け、覗き込んできた。唇を重ねるときと同じくらい近い彼との距離に、カロルは驚いて身動いでしまう。 「いいや。きっとお前は変わらない。変わるのは世界だよ。お前のな」 そう言って、ユーリはカロルの目尻に唇を落とした。カロルは、今度は身動ぐことなく男の行為を受け入れた。視界は、黒く長い髪に覆われていった。 星喰みを倒して、世界をマナと精霊が満たして、魔導器の尽くが役目を終えて――彼と約束した、五年が過ぎた。あと三ヶ月も経てば、六年になる。 あれほど待ち望んだ筈の五年が過ぎ、約束の日が訪れたというのに、カロルはこうして凛々の明星の本部で一人で居た。 カロル自身、オルニオンに本部を構えたものの、どうしても馴れ親しんだダングレストの空気が性に合うものであまり出入りはしていない。ユーリなど間借りしていた帝都の部屋まで引き払ってしまって、カロルから彼の消息を知ることは出来ない状態だ。それでも、旅先で鉢合わせることもあれば、ユーリがダングレストに来ていることもあった。五年経って、全く会わなくなった、ということはない。今も彼は凛々の明星に籍を置いていて、仕事もよくこなしてくれている。何より、彼が誰かと所帯を持った、ということもなかった。けれど、顔を合わせ てもユーリは勿論、カロルもまた五年前の約束を口にはしなかった。触れることすらしなかった。 町全体が喪に服しているせいか(小さな町なので町人同士の結びつきは強かった。オルニオンの良いところだと思う)、珍しく静かな執務室で今月の帳簿を眺めながらカロルはぼんやりと考えていた。どうせ何度目を通したところで、赤いものは赤いのだから、と欠伸すら交えながら、本当にただ、無機質に並ぶ数字の羅列に目を滑らせていた。 死んだ子供の親が、葬儀に出向いた様子はなかった。思うところがないわけではなかったが、子供の死をギルド側の不始末として金を請求しに来なかっただけましだとも言えた。 やがて灯り取りの窓から差し込む光に促されて、部屋全体の陰が大きく位置をずらしたころ、廊下から足音が響いてきた。蝶番を軋ませ、少し癖のある立て付けの悪い戸を難なく開けてみせたのはユーリ・ローウェルだった。 「お。何だ、一人か?」 肩口で、黒い毛先が揺れている。少し前、偶然鉢合わせたときに彼に頼まれて、カロル自らが切り揃えた。そのときでさえ、二人が五年前の約束を話題に上げることはなかった。 「見ての通り。……珍しいね、顔出すなんて」 「そっか?ちょくちょく覗きに来てるぜ、オレ。たまたまカロルが居ないだけだろ」 カロルから視線を外さないまま、扉を閉めて彼は言った。からかうような軽い口振りに、何か安堵のようなものを感じ取って、カロルは数列に落とした筈の視線を再度ユーリへと向ける。だが、黒尽くめの長身の男は双眸の片側を緩く細めるだけだった。 「何だよ?」 垣間見た安堵のようなものは、その一声でなりを潜めてしまう。だから、カロルには解った。 「……ん。顔を見せた、ってことは何か用があるんだろう、と思って。今はジュディスも出てるから、ボクじゃ簡単な経理しかこなせないけど」 用件があるならどうぞ、と付け足して、カロルは手元の書類に目を落とした。ユーリは肩を竦めたようだった。もしかしたら、「可愛くない」などと考えているのかも知れない。 ユーリから返事は得られないまま、カロルは数列を追い続けた。彼が扉から離れて、執務室と言うにはあまりに簡素な部屋の中央まで歩を進めても、もう顔を上げることすらしなかった。面倒だったからだ。 やがてユーリはカロルの手元を覗き込むでもなしに、角の取れた机に浅く腰掛ける。左右の脚の長さが違う机は、掛けられた重さの分だけ男の方へと僅かに傾いた。 「幾つか案件片付けたんで、報酬を納めに来たんだよ」 一通り目を通して脇に避けた書類の上に、ユーリは重たそうな皮袋をぞんざいに放った。そういえば、以前会ったときに厄介な案件が入ったことを彼に告げた覚えがある。そのことだろうな、と見当付けてカロルは顔を上げないまま頷いた。 「ありがと。ユーリ、取り分は?」 「もう貰った」 「そう。ならいいけど」 報酬の総額や、彼がどれほどの額を取り分として差し引いたのだとかは、訊かなかった。半ば履行を諦めていた案件が彼のお陰で片付けたのなら、それだけで充分だった。 「いや、良くねぇだろ」 ユーリは否定の言葉を吐いた。無理に笑おうとして結局失敗したような、そんな曖昧さの滲む声だった。カロルも微かに苦笑を溢して返すと、引き出しから判を取り出す。書類の中に、幾つかギルド印の必要なものがあったからだ。 「聞いたよ。****が死んだんだってな」 朱肉に判を押し当てていた指先の力が弱まる。彼が口にしたのは、子供の名前だ。死んだ、子供の名前だった。理解することも、認識に至ることも、カロルにとっては容易だ。 けれど、そこで漸くと言って良い程に、確かに、カロルは顔を上げてユーリを見た。 「……なに?」 カロルは問うた。何を問うたのか、それは判らない。 机に浅く腰掛ける男は、肩越しにカロルを見下ろしていた。見上げてくる視線には微笑みを返して、けれどカロルの投げ掛けた問いには、何も返すことをしない。何を問いたいのかカロル自身判らずにいたので、ユーリが答えを返さないことに思うところは特になかった。 「お前、ちゃんと休めよ。顔ひでぇ」 手が伸ばされて、親指の腹の部分がカロルの目尻を軽く押した。彼の指は硬くて乾いていて、少し冷たかった。 「んー?まあ、それなりに疲れてはいるから、これで元気はつらつと清々しい顔してたら、それはそれでボク自身びっくりかも」 目を閉じて、彼の指先が少しずつぬるくなっていく感触を追う。目蓋の裏側に、黄昏を透かした影が蠢く。 「自覚あるとかどんだけマゾなんだよ、カロル先生……」 「誤解のないように言っておくけどね。別に仕事してれば嫌なこと考えずに済むからとか、忘れていられるからとか、そういった理由じゃないから。必要だからやってるの、本当に」 目を開ける。宵闇の気配が漂い始めた部屋の中、ひっそりと笑うユーリと目が合う。 「……まあ、そうお前が言うんなら本当だとは思うけどな」 「本当だよ。あの子はもう死んでしまって居ないけれど、ボクや、他の子供たちは明日も生きていかなきゃいけない」 「そう言って、割り切れるようになったのか?」 「大分ね。上手くなったと思うよ」 言いながら、こんなことを口にしたらユーリは怒るかも知れないな、とカロルは思った。けれどもう長いこと彼の激昂した声を聞いていないので、それもいいかも知れない、とも思った。 「薄情だよね」 「だな」 「ひどい話だし」 「違いない」 「だってボク、あの子の名前も覚えてなかったしさ」 「忙しかったんだな、カロル」 「…………疲れたから慰めて。目一杯、甘やかして」 親指に込められていた力が緩む。彼は言葉を失ったように口をつぐんだけれど、絶句というのとはまた違う様子だった。 ユーリが何か言う前に、また押し当てられた指先が離れていく前に、カロルは硬くて乾いた、生ぬるい親指を握り込んだ。 「キスしていい、ユーリ?」 深く考えずに口にしたのが、駄目だった。言ってからすぐに笑いが込み上げてきてしまって、結局カロルはユーリの指先を握り込んだまま額を机に押し当て肩を震わせる。だから、そのときユーリがどんな顔をしていたのか、それは知れない。ただ、子供にするように頭を掻き混ぜて慰めるようなことも、絡め取られた手を奪い返すことも彼はしなかった。 ひとしきり肩を震わせて笑ったあと、カロルは額を浮かせて、代わりにこめかみを机へと押し当てた。 「もう、五年経ったよ。ユーリ」 握ったままでいた指を離しながら、カロルは言った。ユーリはそのままの手で、漸くカロルの頭を緩く撫でた。机に腰掛けたまま、彼は上体を捻ってカロルを覗き込むようにしている。 「……覚えてたのか」何故か、ユーリは心底意外であるかのような口振りで、言った。「いや、違うな。忘れたことにはしないのか」 彼の確認するような独白に、カロルは喉を鳴らして笑った。 「何それ?」 甘やかされているのだろうな、と思う。狡い大人の曖昧さで、選択を押し付けられているのかも知れない、とも思う。どちらでもいい。 好きにすれば良い、とユーリは思っていたのだろう。そこには期待も、諦念もない。カロルの出す、或いは選択する答えに、彼は一切の感情を持ち込む気が最初からないらしい。それこそ、五年前に約束を持ちかけたあの頃から既に、カロルの感情面における凡その選択権は譲り渡されていた。 「なかったことにしたいのかと思ってた」 「それ、ユーリの希望じゃないの?」 ずっと、そう思っていた。今でも、半分くらいはそうだと思っている。ユーリは綺麗なばかりの人間ではなかったし、その方がカロルも楽だった。 「……楽だとはね、思うよ。確かに」 けれど、なかったことには出来なかった。 「五年前、ユーリはやっぱり正しかった。ユーリが言った通り、思ってたよりずっと五年は短くて、」 カロルの世界は変わった。五年前のあの頃でさえ、ナンを中心に廻っていた世界はユーリたちとの出会いで目まぐるしく移り変わっていった。それでも、ユーリに抱いた気持ちは偽り様のない本当のものであったし、その気持ちが変わってしまったとは、今も思わない。 「ユーリのことだけ考えていられたら良かったのに、今のボクにはそれが出来ない」 死んでいった子供のこと、ギルドのこと、ナンのこと、ユーリのことも、世界のことも、同じだけの重さで頭の中に循っている。何一つ疎かには出来ず、手放せない。 ユーリが意図した五年とは少し意味を違えてしまったかも知れない。それでも確かに、彼の言葉通りに世界は変わって、五年前に答えを出してしまわなかったことに、カロルは安堵していた。 「……オレなりに、逃げ道は残しておいてやろうと思ったんだけどな?」 「解るよ。でも駄目」 言葉がまとまらない。成り行きのように話し出したせいで、何を言えば良いのか分からない。ただあと少し、時間が足りない。そう思ったら、口は自然に動いていた。 「だからね、ユーリ……あともう五年、待ってみてくれない?」 口にして、言葉に出して、何かがすとん、と胸に落ち着いた。上体を勢い良く起こして、再度カロルは言った。 「そうだよ、ユーリ。あと五年、今度はユーリが待って。今のまま、こんな中途半端な状態じゃ、ボクはユーリに何も言えない」 言葉よりも急に起き上がったカロルに、少し驚いたようにユーリは身動いだ。けれどカロルの言わんとするとろを即座に理解したらしく、その顔にはすぐに呆れた色が乗った。 「おいおいカロル先生……今から五年、っつったらオレもう三十の大台に乗っちまってるぜ?」 「うん、大丈夫。ボクは二十二歳で、とびっきりイイ男になってる」 「……そうじゃなくてだな?」 ユーリの言いたいことも解ってしまったけれど、カロルは気が付かないふりをした。結局、彼がそれ以上の拒絶の言葉を口にすることはなかったからだ。或いは、先のカロルの要望に応えて甘やかしてくれているのかも知れない。 「ったく、好きにしろ」 苦笑交じりにそう返して、ユーリは机の上から腰を浮かせた。 「そのつもり。五年なんてあっと言う間だよ。覚悟しておいてね、ユーリ」 「言うねぇ」 くつくつ、とユーリは喉を鳴らす。気付かないふりをしているのはお互い様だ、とでも言うような、そんな笑い方だった。 渡すものは渡したし、首領に挨拶もした。世間話も済んだ――そういった風体で、ユーリは机から滑り降りたそのままの足で、扉へと向かう。その後姿を、カロルは言葉もなく見送った。扉を開ける彼が、「じゃあな」とか、「また今度」だとか、そんなありふれた言葉を残して立ち去るのを待った。 けれど、ユーリはドアノブに手を伸ばすことこそ途中でやめて、立ち止まってしまった。髪が揺れて、宵闇の中に薄ら白く浮き上がったうなじが覗いたことで彼が首を傾げたのだと知れる。何かを逡巡するかのような所作はそれだけで、ユーリは踵を返して改めてカロルに向き直った。 「ユーリ?」 男はカロルの呼びかけにも応えず、口の端を吊り上げた。 扉へ向かったときよりもほんの少しだけ歩調を速めて、けれど何処か緩慢さを感じさせる動きでユーリはカロルの座るに戻ってきた。そうして机越しに腰を屈めながらカロルに向かって腕を伸ばす。カロルはといえば、一連の気だるげな所作をぼんやりと眺めるばかりで特に彼の動きを妨げるようなことはしなかった。彼が何をしようとしているのかも、よくは判らなかった。だから、後頭部に腕が回ってユーリが唇を啄ばむまで、その意図するところを理解出来ずにいた。 触れていた唇を僅かに離すと「わすれもの」、と言ってユーリは肩を震わせた。カロルは一度、ゆっくり瞬きをした後に離れた彼の唇を追った。 副題は、「カロル先生のプロポーズ☆大作戦」、でオネガイシマス。 (20100304)
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カロルユゼフヴォイティワ(カロル・ユゼフ・ヴォイティワ) ヨハネパウロニセイの別名。
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今更のように、カロル先生がユーリお兄さんの髪をばっさり切る話。 ユーリお兄さんの魔導器は映画設定に準じる感じでオネガイシマス。 濃く、黒い合間を銀色の鋭利な光が滑って行く。一房指で挟み込んでは慎重に刃をくぐらせ、宵闇にも似た流れる黒髪を削ぐようにして切り落とした。その単調な繰り返しにカロル・カペルは細心の注意を払い、全ての神経を集中させる。 素朴だが、真新しい宿屋の一室に響くのはカロルの操る剃刀の音だけだ。カロルも、そして「髪を切ってくれ」と唐突に言い出した男も、口を開くことをしない。もしかすると眠っているのかも知れないが、男はカロルに背を向けているので判らない。 天頂を僅かに過ぎた陽の光が、明かり取りの窓から鮮烈に差し込み木目調の床に突き刺さっている。その上に、蛇がとぐろを巻くように男から切り離された髪が散っていた。開け放された窓から時折吹き込む風が、散った髪を攫っては不可思議な文様を描く。 大した手入れをしているわけでなしに、腰に届く程に髪を伸ばし続けたこの男の名前はユーリ・ローウェルといった。カロルが出会ったとき、既にユーリの髪は彼という人物を形容する際の特徴としてなくてはならない程に長く伸ばされていた。どれだけの歳月、髪に刃を通さずにいたのかは知れないが、その理由を彼は単なる惰性なのだとカロルに言った。だからその時、カロルは率直に彼の言葉を受けとめただけだった。その言葉の裏に例えば髪をただ伸ばす以上の、惰性の真意のようなものがあるとして、そこまで考えを巡らせることが面倒に思えたからだ。惰性に付き纏うのはいつだってカロルには理解の出来ない執着の類いで、彼がおぞましくも何一つ変わることなく執着するものなど、いつだってただ一人をおいて他にないことだけは嫌というほど解っていたからなのかも知れない。或いは、ユーリの抱く執着は常にカロルの心の片隅に居座る少女に対するものと似た感情なのだとも言える。だとしたらますます面倒臭いことだ、とカロルは剃刀を滑らせながら思った。 それから、カロルは余計な思考を取り払い太陽が幾らかも移動しないその内にユーリの髪を切り終えてしまった。部屋に備え付けられた手鏡を差し出すと、鏡の中のユーリと視線を交えながら問う。 「こんな感じだけど、どうかな。襟足はまだ少し残してるんだけど、もっと切る?」 ユーリは指先で二三髪を梳くような所作を見せたかと思うと、大して鏡を見て確認することもせずカロルに向き直り「いや、これでいいだろ。ありがとなカロル」、と言って笑った。以前誰かが「髪は顔という絵を飾る額縁のようなもの」、とカロルに言ったことがあったがユーリ・ローウェルという男の無個性に整っているだけの顔という絵は額縁を変えても劇的な印象の変化というものは見られないのだな、とカロルは思った。ただ、髪を切る為に座ったままの彼の、見上げてくる視線だけが少しだけカロルを落ち着かない気持ちにさせた。 「うっわ。こんなに切ったのか」 ユーリはカロルから視線を外したかと思うと、床に散乱する髪を見下ろして何処か呆れたような驚嘆の声を上げた。 「ユーリ、どれだけ伸ばしてたと思ってるの?ほら、ボク箒取ってくるからユーリは椅子片付けて」 軽口を叩きながらユーリはのろのろと立ち上がり、カロルはいつも通り僅かに血管の色の透けた双眸を見上げる形になる。その立ち姿に、やっぱりユーリはこうでなければ、と奇妙な安堵感を覚えてからカロルは背を向けた。 ロビーで箒と塵取りとを借りてカロルが部屋に戻ると、部屋の中央に在った椅子はユーリの手で隅に片付けられた後だった。ユーリはカロルから箒を受け取ると、床に散った髪を手早く集め塵取りに収めた。 「よっし。こんなもんだろ」 「ちゃんときれいに集めた?ユーリって基本的に大雑把だからなぁ……」 「ったく。フレンみたいなこと言うなよ」 口の端を吊り上げて、惰性を切り落とした彼は言う。カロルは少し、本当に一瞬だけ逡巡してから口を開いた。 「なら、ユーリこそボクにフレンみたいなこと言わせないでよ」 ユーリは笑ったが、カロルはそれ以上言葉を続けることはしなかった。カロルの努めて自然な沈黙を気に留める様子もなく、ユーリは肩口にかかる毛先を揺らしながら首を傾げる。それから、虚ろな洞の覗く魔核[コア]の失われた魔導器[ブラスティア]をぶら下げた手首がカロルの視界を過り、手の平が頭の上に乗せられた。そのまま、いつもの調子に掻き混ぜられて、カロルはますます言葉を失う。人の気持ちなど素知らぬ顔で笑う男に腹立たしさを覚える一方、気の利いた言葉一つ浮かばない自分にどうしようもなく苛立った。 もしも、自分がこの男にとっての幼馴染み――フレン・シーフォであったならば、もっと上手く言葉を続けられただろうか、などとは今更考えない。そんな思考はかつて嫌というほどに身の内に渦巻いて、カロルを苛んだ。そして何が変わったのかといえば、何も変わらない。ある日突然フレン・シーフォに成り代わることが出来るわけでなし、一足飛びに年月を重ねて彼の隣に並び立てるわけでなし、何一つ変わることなくユーリを見上げ続けることしか出来ないのなら無為な思考を重ねるのは不毛以外の何ものでもありはしない。 「……ユーリ」 そうして、最近になってカロルは富みに思う。例えば節の目立つ荒れた指先が髪を掻き混ぜて頭を撫でていくとき、例えば労いとも労りともつかない調子で背中を押されたとき、例えば慰めのような、哀れみのような眼差しを向けられたかと思うと額や頬に親愛の情を示すような口付けが落とされるとき、思う。すべてがあるべきところに収まって、落ち着いて、和いだ心を自覚し、そうして安堵した。実際には武骨な魔導器をぶら下げた手が無造作に伸ばされる度に、情欲を孕んだ落ち着きのなさを感じるというのだから矛盾している。 それでも、カロルはもう自分がフレンだったなら、とは思わない。ユーリの中の惰性とも執着ともつかないものの矛先が自分に向けば良いなどとは決して思わない。 「ユーリ」 二度、名前を呼んで、そこでユーリはカロルの頭から手を離した。名前を呼ぶその声が、呼び掛けではないことを解っている、そんな調子でユーリは微笑み、それから口を開いた。 「さて、何か報酬支払わねぇとな」 「……何?」 「報酬。散髪代だよ」 カロルから離れた手が、今度は切り立ての黒髪が揺れるユーリ自身の肩口を彷徨った。 「報酬、ってそんな……別にギルド間の仕事じゃないし、何よりユーリは凛々の明星[ブレイブヴェスペリア]の一員じゃないか」 要らないよそんなの、とカロルは言った。 「そうは言うけどなぁ……多分、一回じゃ済まないぜ?」 「一回じゃ済まない、って?」 「また伸びてきたらカロルに切ってもらうことになりそうだし、ここは初回一括払いしときたいんだけど……って話」 カロルの身勝手な葛藤など知らないユーリは、あっけらかんとした調子で言ってのけた。カロルはといえば、先ず提示された言葉の意味を理解することに努めた。それから提示された言葉が確約を意味することを理解すると、先ず最初に舞い上がらんばかりの喜びを覚え、それから言い苛立ちとも腹立たしさともつかない気持ちの悪い感情がどろりと身の内にのた打った。 ユーリと居て、話して触れて、手を伸ばして口付けをしたりして、常ではなしにけれど時折、カロルはそうした感情を自覚するようになった。それは大抵ユーリへの浮ついた気持ちや、壗ならない情欲の影を縫うようにしていつもカロルの心の片隅にあった。 常々、ユーリへと向く感情の中でもそれが面倒臭いことこの上ない類いのものである、ということは知っていた。だからカロルはこれ以上の意識を昏い方へ傾けることをよしとせず、ただユーリとの会話を当たり障りなく打ち切ってしまうことを選んだ。つまり、未だユーリ自身の肩口を彷徨う彼の手――正確には手首を指し示しながら言った。 「なら……それ、ちょうだい」 ユーリの手首にぶら下がり、窓から差し込む午後の陽を照り返して光る魔導器がそこには在った。 始祖の隷長[エンテレケイア]が精霊へと転じ、世界に循環するものがエアルからマナへと取って代わった今、装飾品程度の意味合いしか持ち得ない魔核のない筐体[コンテナ]をカロルは欲しい、と言った。ユーリより幾らも低いカロルの視界には、長く傷んだ黒髪と同じくらい彼の魔導器が写ることが多かった。だから、それは絶対的な執着というよりも、子供染みた思い付きに程近かい。嫌なら断られるだろうし、無理に食い下がるつもりもカロルにはなかった。 ユーリは微笑みを浮かべた表情を少しも崩すことなく「いいぜ」と呟き、あっさりと左手首に収まった魔導器に手を掛けて外した。そうしてカロルの差し出した手の上にそっと置くと、両の手のひらで差し出した手ごと魔導器を包み込んでユーリは言った。 「大事にしろよ」 そのときになって、漸くカロルは少しだけ後悔した。けれど受け取った報酬を突き返す明確な理由も浮かばず、カロルはただユーリの言葉に頷くことしか出来なかった。 死荷重 Dead load 20100806 オルニオンの周辺に強力な魔物が出現した、という報せが駐在の騎士から凛々の明星へともたらされたのはカロルがユーリの髪に剃刀を当てた翌日のことだった。周辺に強力な魔物が出現するのは今回が初めてというわけでなく、ヒピオニア大陸を治めていた始祖の隷長が討たれた為、統制を欠いてしまっているのだ、と同じギルドのメンバーであるジュディスが以前言っていたことがある。魔物の規模や勢力の詳細を事細かに騎士から聞き出しながら、ユーリはジュディスへと目配せをし、彼女もただ頷いた。それから、ユーリはカロル――凛々の明星の首領から承諾を得る為に「いいな、カロル?」、と平坦だが低い声で言った。カロルはただ浅く頷き返し、「任せて」と言って笑った。 ユーリはすぐにジュディスと共に、オルニオンに駐在する騎士の四分の一を引き連れてバウルへと乗り込んだ。カロルはラピードと、残った騎士と共にオルニオンの守りを固める為、町中を走り回った。 不安がないわけではなかったが、不思議とカロルに焦りはなかった。ユーリが居る。ジュディスが居る。バウルも居る。彼らが魔物を倒しに向かった。騎士団も応援が来るという。だから、カロルはただ自分がするべきことを遣り遂げれば良い。その安堵感に突き動かされながら、カロルは手を動かし、駆け回り、指示を仰いだりした。 そうしてユーリやジュディスと別行動をとって二日が過ぎた頃、騎士団の小隊が到着した。その中に、よくよく見知った顔を見付けたとき、カロルは漸く肩の荷が降りたような気さえした。 「――フレン」 あからさまに安堵の色を滲ませただろうカロルに、フレンもまた柔らかく微笑んで見せる。それは、彼が決して線が細いばかりの男ではないことを知っているカロルでも、思わず溜め息が出てしまうような完成された笑顔だった。 「やあ。大役ご苦労さま」 「……って、騎士団長なのにこんなほいほい出歩いちゃっていいの、フレン?」 するとフレンの完璧とも言える笑顔が、ほんの少しだが陰りを見せる。それだけで、彼がそれなりの無理を通してオルニオンに駆け付けたのだと悟ったカロルは馬鹿なことを訊いたものだ、と即座に後悔した。 「長くは居られないのだけどね。現場の状況を少しでも見ておきたいと思って来たのだけど」 周囲を見渡しながら言葉を途中で切ったフレンに、本当はユーリかジュディス――いや、ユーリがこの場に留まっていれば良かったのだろうな、とカロルは思った。けれど、そんな思いを口の端に乗せることはせずに、騎士団の小隊長の名前をあげ、それからギルド幸福の市場[ギルド・ド・マルシェ]が個人的に雇っているという傭兵ギルドの首領の名前を伝える。今、この場で指示を出しているのは主にこの二人だった。 「……そうか。騎士団もギルドも、上手くやっているようだね」 「仲良く、ってわけには行かないけどね」 肩を竦めながらカロルが呟くと、フレンは小さく声を上げて笑った。そんな何気ない所作の一つにも品があり、ユーリではこうは行かないだろうな、とカロルは思った。 「多分、その二人からもきちんと報告があるだろうけど、ユーリはジュディスと一緒に騎士団の人を何人か連れて、現れたっていう魔物を倒しに行ってる」 「成る程。名目は偵察なんだろうけど……」 「まあ、二人のことだからそのまんま全部やっつけてきちゃいそうだよね」 そんなカロルの笑えない冗談にも、フレンは丁寧な受け答えをしてくれた。それから、カロルが自分は作業に戻ることを伝え、それから今の時間なら小隊長も首領も騎士団の詰所に居るだろうことをフレンに教えた。 本当はもう少しでも、現場を把握出来ていれば多忙なフレンに二度も三度も手間を掛けさせずに済むのに、とカロルは奥歯を噛み締めながら思った。そうした歯痒い思いは、常々ユーリと接するときにも覚える。ユーリに対してだけでなくジュディスにも、そして時折だがレイヴンに対しても思うことがある。凛々の明星を創るより以前だったなら、カロルはそれを優れた他者へね劣等感だと朧気に断じ、見て見ぬふりを決め込んだだろう。だが、それとは少し違う気がした。 一度は話し終え、背を向けようとしたフレンが足を止める。 「君と話が出来て良かったよ、カロル」 微笑んで言うフレンに、カロルは少し呆れた。根底にあるものは確かにユーリと似通っている――というより同質のものであるというのに、どうしてこう何もかもが違う顕れ方をするのだろう、と意識がそちらへ逸れてしまったからだ。 「本当だよ」カロルの沈黙をどのように受け取ったのか、フレンは念を押すように言葉を繰り返す。「君の意見が聞きたかったんだ」 カロルはそこに彼なりの気遣いを感じながら、けれどそれに気が付かないふりをしてただ頷いた。 「ありがとう、フレン」 するとフレンもその言葉にだか、カロルの表情だかに安堵した様子だった。 「じゃあ、僕は行くよ。ああ――でも、訊きたいことがあるから、後で少しいいかな?」 同じように背を向けかけていたカロルは、一回り近く歳の離れた男の意外な申し出に一瞬、言葉を失う。それから彼の意図的に彷徨わせただろう視線の向かう先を辿り、得心がいった。 「構わないかい?」 もう一度、フレンは丁寧に問うた。 「いいよ。暫くここで外堀の補強を手伝ってると思うから、終わったら声を掛けてくれる?」 カロルは即答し、今度こそフレンに背を向けた。 土嚢を取りに向かいながら、カロルは腰のベルトに手を当てがった。そこは先刻フレンが視線を彷徨わせた辺りだった。指先に、ユーリから譲り受けた無機質な魔導器の感触がした。 どれだけの時間、その姿勢のままでいたのか定かでないカロルの頭上に「待たせたね」、という声が降ってきた。積み上げた土嚢から視線を外し、空を仰ぎ見るようにして顔を上げると金色の髪を王冠のように輝かせて立つ騎士がそこに居た。逆光に立ち眩むカロルに手を差し伸べる所作に一切の淀みはない。素直にその手を借りて立ち上がり、カロルは男に礼を言った。 「ずっと同じ格好してたから、足痺れちゃった」 他愛もないことを言って、休憩がてら木陰へと向かう。フレンは微苦笑のようなものを浮かべながらカロルの後に続き、「大丈夫かい?」と背中に声を掛けてきた。 木の根本の、丁度柔らかな草が生い茂り落ち葉の折り重なった上に腰を落ち着けると、いつもより更に低い位置からカロルはフレンを見上げた。青く透き通った冬空の色の瞳が思案深く瞬きを繰り返す様子に、彼のこういうところは解りやすくて良いな、とカロルは思った。その解りやすさは、ある種の美徳ですらあると思う程だ。 「……これのこと、だよね?」 腰のベルトにぶら下げた魔導器の留め具に指を掛けて慎重に外すと、カロルはフレンへと向く自身の視線より僅かに上へと掲げるようにして突き出した。フレンは瞬きを思案から少しの驚きの色を含んだものへとその性質を変え、それから目を細めて小さく頷いた。白く、厚い鉄板に覆われた彼の指先が一瞬だけ動いた気がした。 「ユーリに貰ったんだ。欲しい、ってボクが言って」 そこに、髪を切ったその報酬という意味合いがあることを、カロルはそれとなしに伏せた。何となく、ユーリ・ローウェルが髪を切ったという事実をカロルが口にすべきではない、と思ったからだ。 「……その魔導器は」フレンにしては珍しい、風に紛れて消え入りそうなほどか細い声だった。「いや、ユーリは君に」 フレンは頭を振った。木漏れ日の中、揺れる金色の髪は美しかった。 「大切なもの、だったの?」 カロルは問うた。胸騒ぎはしたが、不快ではなかった。対するフレンはカロルから視線を外し、眉根を寄せていた。 視線を外したのは、今フレンの中に渦巻く感情がカロルへと向くものでないからなのだろう。だから別段、柔和な男の珍しく険しい表情に思いを捕われることなくカロルは問いに対して返されるべき答えだけを待った。 「そうだね。少なくとも、僕はその魔導器がユーリにとって、特別な意味を持つものだと、そう、思っていた」 フレンはカロルの差し出した、魔導器を掲げる手に自身の手を重ねながらしゃがんだ。けれど、魔導器そのものには決して、触れることをしなかった。 「いや。事実、この魔導器はユーリにとって特別なものなのだと思う。それは、僕の主観を抜きにしても確かだ。ただ、」 フレンはまた、言葉を切った。先刻のように、言葉が見つからずに言葉を切ったというわけでなく、今度は本当に、ただ続けることが躊躇われた様子だった。 「……ボクが知っているのは、騎士団を辞めたとき餞別として貰った、ってことくらいだよ。それもユーリと会ったばっかの頃に聞いた話だけど」 「そうか。そうだね。知っていたなら、君は魔導器を受け取ることを拒んでいただろうし」 フレンの手が離れて行く。魔導器はカロルの手の中で、変わらず鈍い光を放っていた。 「ボクは、この魔導器を受け取るべきじゃなかった?」 「いや?……君に責はない。責められて然るべきは君にそんな厄介なものを押し付けた、大人気ない男の方だよ。僕は君に心底同情するし、幼馴染みとして彼には腹立たしささえ覚えているんだけど」 薄らと微笑みながら、珍しく早口にまくし立てて言い切ったフレンに嘘はないのだろうな、とカロルは思った。彼は裏表なく誠実でまっとうな大人だ。裏表がないが故に不誠実な彼の幼馴染みとは違い、フレンは魔導器もろとも面倒ごとを一回り近くも歳の離れた子供(カロルのことだ)に押し付けたという事実に少なからず腹を立てているのは本当なのだろう。そこに僅かにでも、嫉妬の色のようなものが滲んでいてくれたなら、カロルはもう少し違った気持ちでフレンに言葉を投げ掛けていたかも知れない。 「ねぇ、フレン。ボクは、訊くべきなのかな」 「そうだね」 知っておくべきなんだろう、とフレンは言った。ユーリだったら、言いながらきっと頭を撫でているだろうな、とカロルは思った。けれど、フレンの手がカロルの頭に伸ばされることはなかったし、カロルもフレンの手が頭に伸びて欲しいとは思っていなかった。 「でも、それは僕から君に話すべきことじゃない。ユーリが君に何も言わなかったのなら、僕は君に何も話せない」 立ち上がりながらそう言って、フレンは何故だか困ったような笑みを浮べた。その気持ちが少し解るような気がしたカロルは、微笑みを返す。きっと、見上げた男と似たような笑顔になった筈だ。 「そうだね。ボクも、そこまで甘やかす必要はないと思う」 本当に腹が立つ、とフレンもカロルも同じことを考えていたからだ。 その日の夕方、西の空に誰そ彼星が瞬く頃にユーリたちがオルニオンに帰って来た。カロルの、或いは町に残った全ての人々の予想に違わず、偵察部隊として魔物の発生源へと向かったユーリたちはその全てを殲滅し帰還した。人々が口を揃えて帰還した彼らに労いの言葉を掛けるその輪から少し離れた場所で、カロルはその光景を眺めていた。クリティア族でありナギーグを有するジュディスはともかく、武醒魔導器[ボーディブラスティア]もなしによくやるものだ、とカロルは何処か冷ややかな感情で以ってユーリを遠巻きに見つめる。 世界の仕組みが変わってしまった以上、武醒魔導器一つあったところでユーリの戦闘スタイルの何が変わるということはないのだろう。だが、今はもうこの町を後にした彼の幼馴染みとした会話が思い出され、また短くなった髪を宵闇に揺らすユーリを見ていると、自分でも理不尽としか思えない苛立ちが込み上げてきた。 やがて、カロルに気が付いたユーリが人々の輪を抜けて歩み寄って来た。よう、と気安い様子で無防備な手首を曝してカロルの名前を呼ぶ。それから、きっと彼なりの言葉でたった一人残して行ってしまった幼い首領に労いの言葉の一つも掛けようとしたのだと思う。けれど、その言葉より早くカロルは手にしていた金色の魔導器をユーリに向けて突き出していた。 「聞いたよ、フレンに」 ユーリは、カロルの突き出した手を見てはいなかった。その存在をまるで気に留めた様子もなく、ただカロルの顔を見つめていた。見つめて、そうして、言葉をつぐんでいた。カロルもまた、続く言葉を持たなかった。だから、二人の間に流れたのは沈黙だけだった。 確かに、カロルが今こうしてユーリと対峙する理由はフレンにある。フレンから、ユーリが二つ返事に寄越した魔導器がその実ユーリにとって、或いはフレンにとっても大切な「何か」であるということを教えられたからだ。だが、同時にフレンから聞かされたのはそれが全てだった。 やがて、細くユーリが息を吐き出した。ため息というには重苦しさを感じさせない吐息に、笑みを孕んだ音が乗せられる。 「……へぇ?」明確に、ユーリは口角を吊り上げながら言った。「で、それで?」 喉を鳴らしながら、ユーリはカロルに問うた。その人を食ったように肩を震わせる様子だけで、彼が全て、カロルの稚拙な思惑などお見通しであるのだということが知れた。知っていながら、核心に触れることをユーリはしない。笑みを湛えて、カロルの言葉を待っている。出方を見ている。試されている。 「それで、フレンに何を吹き込まれたんだ?」、と訊いてくれたらいい。カロルは、魔導器に纏わる事情を何一つとして聞かされていないと打ち明けてしまえる。そうでないなら、「それで、その魔導器をどうしたいんだ?」、と訊いてくれてもいい。カロルはすぐにでも彼の手を取って、大切な物なら簡単に手放すべきではない、とその手に魔導器を返すことが出来る。 けれど、ユーリはそのどちらをもカロルに許さなかった。どちらをも許されないカロルは、突き出した腕を引いて定位置――腰のベルトに魔導器を戻した。今度は、ユーリの視線もカロルの指先を追っていた。だから、カロルはその隙を見逃さずユーリの腰の辺りを目がけ、全体重を乗せて体当たりをした。押し倒すつもりだったのか、突き倒すつもりだったのか、それは体を当てたカロルにも分からなかった。ただ、不意を突いて力いっぱいぶつかった筈のユーリの身体は、半歩ほど後退りよろめいただけでしっかりとカロルの身体を受け止めていた。形はどうあれ、ユーリを地面に引き倒してしまいたかったのに、その身体はカロルの意思ではどうにもならない程度には強靭だった。 「本当に、腹が立つ……ッ」 引き摺り倒して、その上に乗って、滅茶苦茶に殴ってやろうと思っていたのに壗ならない。だからカロルはユーリにしがみ付いたまま、その胸を拳で強く叩いた。 「ああ、そうだよ。ボクがフレンから聞かされたのはこの魔導器がユーリにとって大事なものだった、ってそれだけのことだよ」 顔を、上げていることは出来なかったので、俯いたまま何度も、何度も何度もユーリの胸の辺りを叩く。それでも、怒りのようなものは収まらずにいる。 「でも、だからって……」 簡単に、何もかもを手放すユーリが腹立たしかった。フレンへの執着も、大切な筈の魔導器も、彼はもっと固執して然るべき筈だ。けれど、ユーリはそれを容易に手放してしまう。手放して、他者に押し付けて、それから笑う。オレが持ってても仕方ないしな、とでも言いたげに笑う。 「泣いてるのか、カロル?」 頭の上から、ユーリの声が響く。俯いたままでいるカロルは、声だけでは彼がどんな表情でそう問うたのかまでは判らない。 カロルは自分の怒りが理不尽だと知っている。そのくせ、理不尽を受け止めるだけのユーリに怒りは更に大きくなる。いつか、彼がまた何でもない顔をして自分の命を手放してしまうのではないか――そんな思いに駆られて、それが怖くて、許せない。許せないから、どうしようもなく腹が立って、カロルは俯いたままユーリを叩き続けた。 このサイトのユーリは、フレンやカロルに土下座して謝るべきそうすべき。 (20100806)
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ユゼフカロルルボミルスキ(ユゼフ・カロル・ルボミルスキ) 神聖ローマ帝国のプファルツ=ノイブルク公の系譜に登場する人物。 関連: テオフィラザスワフスカオストログスカ? (テオフィラ・ザスワフスカ=オストログスカ、妻) テレサルボミルスカ (テレサ・ルボミルスカ、娘)
https://w.atwiki.jp/vesperia/pages/35.html
ユーリ/エステル/ラピード/カロル/リタ/レイヴン/ジュディス/フレン/パティ ユーリ 太字表記はPS3版のみ ユーリ特徴 特技 奥義 スキル変化 特殊変化 バーストアーツ 秘奥義 コメント 特徴 先陣をきって敵に飛び込んでいく前衛型。ステータスは平均的に高くとりわけ物攻、物防、敏捷が伸びやすいが、魔防が伸びにくい。 「キャンセラー」や「ターンレス」等の連携の自由度を高めるスキルを豊富に習得する。 専用スキルの「ハイパーコンボ」や「グローリー」が強力。 円閃牙や噛烈襲などお手軽に多段ヒットする技を多数覚えるため、一対一での地上戦でその真価が発揮する。 弱点として、範囲技が少なく一度に多くの敵を相手しきれず、グローリーを持っても危険なので一対一に持ち込もう。 通常攻撃が発生遅い硬直長いの二重苦を抱えており非常に使い辛いのが序盤で特に痛い。 スキルが少ない+TP不足になりやすい間は↑+○/Aの斬り上げor→○/Aの突きで締めるよう意識しないと、ガードが間に合わず反撃される可能性が高い。 技後敵との間合いが開く技が多い反面、突進系の技を持たず自分から敵を追おうことが苦手、 深追いするより蒼破刃や絶風刃などで追撃したほうが得な場面も少なくない。 闘技場などどうしても囲まれやすい状況の際はガーディアルアーツ幻狼斬を利用して脱出するか、 天狼滅牙・水蓮+ヒットプラス漸毅狼影陣で一網打尽しよう。 また剣装備時と斧装備時によって性能が変わる技が複数ある。 この特徴は2種の武器を装備するキャラクター全員に存在するため確認しておくと良い。 また、CPUユーリが空中にいると「とりあえず出せる技を使う」習性があるために目の前に既に敵がいないにも関わらずTPの無駄使いをする。 空中だとグローリーの効果範囲外のため、危険に晒す以外の何物でもない、封印推奨。 対空技全般に言えることとして、クリーンヒットさせてもリターンがさほど多くないので封印してもユーリの火力に何の影響もない。 攻撃の大半にジャグリング動作等の無駄な動きが入るためキャンセルをしないと非常に隙が大きく、 浮かせたりダウンさせたり吹き飛ばしたりと技のバリエーション故にCPU任せだとコンボの邪魔になりやすい、自操作推奨キャラ。 全ての技に「全種別の敵に与えるダメージが5%アップする」効果がある また、拳や蹴り、剣以外で攻撃するものは魔攻の影響も受ける。割合は様々だが影響度的には物攻の方が大半を占める 守護方陣、魔人闇等のようにかなり物魔の割合がかなり近いものもある オーバーリミッツ発動時、近くにいる敵を少し浮かせ、ダウンさせる コンビネーション2をうまく使えば、秘奥義より威力が高い攻撃を連発できる。この場合のオススメはPS3版で追加された遮波か絶風刃 特技 名称 LV TP HIT FS 属性 スキル変化 追加効果 備考 蒼破刃 初 5 2 → 風(※) 蒼破追蓮/蒼牙刃 衝撃波は敵を貫通するたびに消滅が早まる使用回数によって弾速が上昇-100/200/400回 1.2/1.5/2.0倍(※)属性付き武器を装備した場合、武器の属性が優先される 三散華 7 6 3 → - 三散華・追蓮 3(※) (※)斧装備時通常攻撃ボタン押し続けで斬り上げの追加攻撃 双牙掌 9 7 2 ↑ - - 空中で硬直が解けるため一部技は繋がらない接地判定の強い一部の敵(ザギ等)は当てて反確 牙狼撃 11 9 2 ↓ - - ダウン 使用回数で2段目のガードブレイク確率が上昇。-100,200,400,800,...,9999回で100% 魔人闇 爆砕陣 14 12 1 ↓ 火 ダオスコレダー 斧装備時高く浮き上がらせる200回以上使用で剣装備でも浮くようになる装飾品「ダオスマント」装備でダオスコレダーに変化 360版より範囲拡大剣装備だと360版よりキャンセルポイントの出が遅く連発がしにくくなった 円閃牙 26 15 6(※) ↑ - 円閃襲落 (※)斧装備かつ使用回数200回未満の時はヒット数-1 虎牙破斬 SE 12 3 ↓ - - サブイベント・虎牙破斬(クレイさんイベント)(PS3版)200回以上使用で空中での連携ポイント追加 3(※) (※)斧装備時に通常攻撃ボタン押し続けで追加攻撃可能 竜刃翔 31 12 2 ↑ - - 敵を浮かせる空中可能技でのみ連携可能 幻狼斬 34 14 2 → - - 使用回数100回以上使用で連携し易くなる通り抜け成否に関わらず振り向いて斬り付けるモーションまで行う画面端や大型敵相手に起こりやすいが、通り抜けられないと敵に背を向ける多大な隙を晒してしまう 奥義 名称 LV TP HIT FS 属性 スキル変化 追加効果 備考 蒼破牙王撃 15 18 4 ↓ - ダウン起こし(300回) 蒼破刃(50)+牙狼撃(50)使用回数による弾速の上昇は無し使用回数300回以上で蒼破刃にガードブレイクとダウン状態の敵に命中し、2ヒット目から連携可能になる効果が付与 烈砕衝破 18 15 1 → 地 守護方陣 回転ダウン起こし 浮いた敵に当てると吹き飛ばしダウン、ダウンした敵に当てると起こすことができる斧装備だと衝撃波が大きくなる 爪竜連牙斬 22 16 7 → - - 使用回数200回以上で1,3,5ヒット目でガードによる途中キャンセル可能。ガード→通常攻撃が連続ヒットになるほど硬直をカットできるが、タイミングは非常にシビア 遮波 24 16 1 → - - 使用回数200回以上かつ15ヒット以上(通常攻撃も含む)することでガードブレイクを誘発させる 断空牙 32 18 3 ↓ - - ダウン 使用回数100回以上で空中での発動が可能になる斜め前方に伸びるエフェクトには攻撃判定は無いので横方向への判定が狭い+自身の横方向への移動が無いため、殆どの相手で密着に近い状態や、画面端で敵が後ろに後退出来ない状況で出さないと斬り上げしか当たらなかったり全段外すOVL中、天狼滅牙・飛炎とループ可能 義翔閃 SE 16 3 ↑ - - サブイベント・【時限】義翔閃(クレイさんイベント)(PS3版) または難易度ノーマル以上で闘技場100人斬り達成。通常攻撃ボタンを押し続けると、技の前にガードブレイク効果のある攻撃を繰り出す。(使用回数300回以上+称号「黒衣の断罪者」)ダウン中の敵にヒットすると青FSゲージを大きく減らせる 峻円華斬 36 25 8 ↑ - - 起こし 円閃牙(50)+爪竜連牙斬(50)2ヒット目にダウン起こし効果あり前半の爪竜部分はユーリアレンジの回し蹴りではない 烈破掌 38 20 3 ↓ - 烈破乱掌 ダウン 爆発は初段がヒットした場合のみ初撃のショルダーチャージ中はガード判定、掌底を出す前に切れる 噛烈襲 41 23 7(※1) →(※2) - - (※1)通常攻撃ボタン連打でヒット数増加使用回数9999回で最大200ヒットまで(※2)連打の三散華モーション部分は浮く相手だと青FSの方が削れていく 7(※1,2) 他の術技はヒットさせる必要があるが、空振りでも秘奥義に連携できる(※2)斧装備時通常攻撃ボタン押し続けで追加攻撃可能 哭空裂蹴撃 44 22 3 → - 哭空紅蓮撃 技後は大きく吹き飛ばしつつ後ろに跳ぶため、間合いが離れる使用回数100回以上で空中での発動が可能になる 1ヒット目でキャンセルできる 戦迅狼破 48 20 3 ↓ - 風塵狼破 ダウン 使用回数50回以上でガードブレイク効果。400回以上で25% 絶風刃 SE 30 4 → 風 絶破烈氷撃 サブイベント・絶風刃(PS3版)2~4ヒット目は敵との距離が離れていると威力上昇200回使用でダウン追い打ち、空中の相手を吹き飛ばす効果が付与される 飛燕猛襲牙 52 28 4 → - - 爆砕陣(50)+哭空裂蹴撃(50)ダウン中の敵にもヒット 2ヒット目でキャンセルできる 狼破千烈襲 56 30 11 ↓ - ダウン 噛烈襲(50)+戦迅狼破(50)通常攻撃ボタンを連打しても噛烈襲部分のヒット数は増加しない スキル変化 スキル変化技 使用回数100回(魔人闇のみ50回)で修得 名称 TP HIT FS 属性 元の術技 必要スキル 追加効果 備考 蒼破追蓮 7 2 → 風(※) 蒼破刃 連撃 使用回数によって弾速が上昇。100/200/400回 1.2/1.5/2.0倍蒼破刃と同じく貫通+飛距離減衰もあるが剣には攻撃判定がない(※)武器の属性が1発目の蒼破刃にのみ乗る、2発目は武器に関わらず風属性 蒼牙刃 7 1 ↓ - 蒼破刃 剛烈 ダウン 斧装備or使用回数200回以上でダウン中の敵に当てると浮かせ効果 三散華・追蓮 11 4 → - 三散華 俊敏 微浮かせ 4ヒット目で敵を少しノックバックさせるため繋がる奥義は限られる最速キャンセルで突きを省略して連携可能 斧装備時、攻撃ボタンを押しっぱなしで突きの後に引き寄せる追加攻撃 円閃襲落 14 8(※) ↓(※2) 円閃牙 烈震 (※)斧装備かつ使用回数200未満の時ヒット数-1(※2)敵が浮く場合、円閃牙部分が青FSも削る 守護方陣 26 4 ↑ 光 烈砕衝破 守護 HP2.5%回復*4回。セミオートでもその場で使用するオート時は回復目的でしか使用しない 烈破乱掌 26 3 ↓ - 烈破掌 拡散 ダウン 爆発は初段がヒットした場合のみショルダーチャージ中はガード判定 哭空紅蓮撃 24 3 ↓ 火 哭空裂蹴撃 紅蓮 吹き飛ばしダウン起こし 使用回数100回以上で空中での発動が可能になる 1ヒット目でキャンセル可能 風塵狼破 25 3 → 風 戦迅狼破 疾風 吹き飛ばしダウン 戦迅狼破より射程が少し長い 絶破烈氷撃 35 4 → 風水 絶風刃 水塵 吹き飛ばしダウン起こし 使用回数により気絶確率が上昇2ヒット目にダウン起こし効果があるが、同時にダウンさせつつ吹き飛ばす画面端で当てるとヒット数が増加、使用回数200回以上で更に増える 魔人闇 27 5 → 闇 牙狼撃 ※ (ダウン) ※称号・帰ってきた剣士により変化×を押し続けることで技発動までの溜め時間延長最大溜めでダウン効果使用回数200回以上で技発動までの溜めが高速化モーション開始後から短時間だけ鋼体が発生するが、攻撃判定の出る前にもう消えているカウンター出来る攻撃は持続が短い、連続攻撃ではないものに限られる 特殊変化 習得する事は出来ない 名称 TP HIT 追加効果 備考 ダオスコレダー 12 1 ダウン ※装飾品・ダオスマント装備時のみ爆砕陣が変化連携における分類は特技扱い。サンダーブレードより少し広範囲のダウン判定がある自分中心の範囲攻撃。発生は遅い。 バーストアーツ OVL1以上の状態で術技を発動中に術技ボタンを押し続ける OVLレベルによって威力、ヒット数等が変化 名称 OVLレベル HIT FS 属性 追加効果 備考 天狼滅牙 1 7 → - ダウン イベントで習得OVLレベルによって追加攻撃回数が変化 2 8 ダウン 最後に背後に回りこみながらの斬撃が追加 3~4 9 ダウン とどめに背後から大きく吹き飛ばすコンボを繋げるのは難しいが、直後のFSが外れやすいため、それを利用して近づくことも可能 天狼滅牙・飛炎 1 9 → 火 ダウン スキル「紅蓮」「連撃」で変化非常に高く浮かせる上、ユーリのバーストアーツの中では敵の硬直時間がもっとも長い最後までヒットした場合は、発動後にダウンしている敵を拾うことも可能OVLレベルによって追加攻撃回数が変化 2 10 ダウン 空中での打ち上げが追加より高く敵を浮かせる 3~4 13 ダウン とどめに多段ヒットする火炎弾を放つ相手を大きく浮かせ、更に浮いている間に着地できるため、コンボがつなげやすい 天狼滅牙・砕覇 1 6 ↑ 地 ダウン スキル「烈震」「剛烈」で変化OVLレベルによって攻撃範囲が変化 2 8 ダウン 二段目のヒット数増加、範囲が拡大 3~4 11 ダウン 攻撃が三段になり、ヒット数増加 天狼滅牙・風迅 1 10 → 風 スキル「疾風」「俊敏」変化OVLレベルによって締めの真空波の距離が変化 2 12 真空波の距離、ヒット数が増加 3~4 13 真空波の距離とヒット数が更に増加 天狼滅牙・水蓮 1 3 ↑ 水 ダウン スキル「水塵」「拡散」で変化レベルによって攻撃範囲が変化 2 4 ダウン 攻撃範囲が拡大 3~4 5 ダウン 攻撃範囲が更に広がり、OVL1と比べ約2倍程に 秘奥義 スキル「スペシャル」を装備した状態で秘奥義ごとに決められている条件を満たすと発動 名称 HIT 属性 追加効果 備考 漸毅狼影陣 23~(※) - ダウン 発動条件は、-・OVL3以上の状態-・奥義以上の術技を発動中に通常攻撃ボタンを押し続けるラスボス2戦目で変化あり(シークレットミッション参照)(※)スキル「ヒットプラス」で上昇 天翔光翼剣 2 - ダウン 発動条件は、-・クリアデータである(2周目以降ならクリアデータでなくとも発動可能)-・明星弐号を装備-・OVL4の状態-・奥義以上の術技を発動中に○+×を押し続ける 武神双天波 25 光闇 ダウン PS3版で追加されたフレンとの協力秘奥義発動条件は、-・ユーリの蒼破刃、フレンの魔神剣、双方の守護方陣の使用回数100回以上-・サブイベント「下町の希望1/2」(PS3版)を発生済み-・サブイベント「剣友(絶風刃習得)」(PS3版)を発生済み-・フレンとユーリがOVL4の状態-・ユーリかフレンで奥義以上の術技を発動中に○+×+□を押し続ける(2周目以降は発動条件さえ満たしていればサブイベントは見なくても発動)二人が同時にOVL4の状態になる方法は色々あるが「リミッツオクテット」(闘技場・団体戦 無慈悲クリアで入手)を使う方法が一番確実で成功しやすい威力は発動させた側の攻撃力に依存する コメント 術技ユーリ コメントログ ここは質問する所ではありません!! 質問には不用意に反応しないこと! 質問はこちらから フレン強すぎ - 2012-11-24 16 04 47 通常攻撃9回→爆砕陣→蒼波追蓮→爪竜連牙斬→噛烈襲 - 2013-08-12 20 04 27 ↑ハイパーコンボとコンビネーションを付加しやすく感じます - 2013-08-12 20 06 44 円閃牙系統適当に出した方が楽 (2022-05-13 13 06 55) ウンウン(〃⌒ー⌒〃)ゞ - 2013-10-10 17 20 12 ビバ☆テイルズオブ!! - 2014-12-15 23 10 10 一人だけディスガイアみたいなダメージ叩き出せて100倍光翼剣面白いわ - 2015-01-13 21 16 54 武神双天波の発動条件の蒼破刃と魔神剣の使用回数は200回だったと思います - 2015-06-22 18 59 19 爪竜ガーキャンは任意のタイミングから押しっぱで良い (2019-01-23 00 25 49) 100倍はリマスター版でも可能 (2019-01-27 18 17 19) 100倍光翼剣 (2019-03-17 23 29 32) 義翔閃 クレイさんイベントまったくやっていなくても闘技場100人切りで取得を確認(リマスター版) (2021-02-09 03 42 14)
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カロルステファンアルテンブルク(カロル・ステファン・アルテンブルク) カロルステファンマクシミリアンフェルディナンドナルツィスマリアの別名。
https://w.atwiki.jp/gods/pages/119268.html
アダムカロルチャルトリスキ(アダム・カロル・チャルトリスキ) 両シチリア王の系譜に登場する人物。 関連: アウグスティンユゼフチャルトリスキ (アウグスティン・ユゼフ・チャルトリスキ、父) マリアデロスドロレスデボルボンドスシシリアスイオルレアンス (マリア・デ・ロス・ドロレス・デ・ボルボン=ドス・シシリアス・イ・オルレアンス、母)
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ユーリ(団体戦)(ゆーり・だんたいせん) 登場作品 + 目次 ヴェスペリア 関連リンク関連種ヴェスペリア ネタ ヴェスペリア 作中説明 No.(XBOX) - No.(PS3) 439 Lv 70 種族 人型 HP 175000 TP 3000 物攻 1000 物防 1300 魔攻 545 魔防 1100 敏捷 620 状態異常 - 弱点 - 耐性 - EXP 8000 G 5000 LP 30 備考 BOSS 落とすアイテム - 盗めるアイテム - 出現場所 ザ・団体戦 (※基準はNormal 落とすものは最大値) 行動内容 習得している術技を全て使用する。また、スキルは味方時につけているスキルが反映される。 総評 闘技場団体戦バージョン。 団体戦にユーリを入れていない場合に登場。 明星弐号を装備させていると天翔光翼剣を、フレンが同時にいると武神双天波まで使ってくるので要注意。 ▲ 関連リンク 関連種 ヴェスペリア ユーリ エステリーゼ ラピード カロル リタ レイヴン ジュディス フレン パティ ネタ
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ジグムントカロルラジヴィウ(ジグムント・カロル・ラジヴィウ) ポーランド・リトアニア共和国の大貴族、帝国諸侯の系譜に登場する人物。 関連: ミコワイクシシュトフラジヴィウシェロトカ (ミコワイ・クシシュトフ・ラジヴィウ・シェロトカ、父) ハラシュカヴィシニョヴィエツカ (ハラシュカ・ヴィシニョヴィエツカ、母)
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術技一覧ユーリ/エステル/ラピード/カロル/リタ/レイヴン/ジュディス/パティ/フレン 倍率とは、攻撃力を1としたときのダメージ値です。 例:攻撃力が100で蒼破刃を使った場合、約250のダメージ。 ユーリ 種別 術技名 消費TP 倍率 HIT数 FS 属性 習得方法/備考 特 技 蒼破刃 5 2.5 2 緑 風 最初から 使用回数に応じて、衝撃破の速度が上昇。400回でMAX。 三散華 6 2.8 3 緑 無 LV7 双牙掌 7 2.5 2 青 無 LV9 牙狼撃 9 3.0 2 赤 無 LV11 使用回数に応じて、ガードブレイク確率が上昇。9999回でMAX。 爆砕陣 12 3.1 1 赤 火 LV14 斧装備時は敵を多角浮かせることが出来る。使用回数が200回を超えると剣でも斧と同じ高さまで浮かせることが可能。 円閃牙 15 3.0 6 緑 無 LV26 斧装備時はヒット数が減るが、使用回数が200回以上になると剣と同じヒット数になる。 虎牙破斬 12 3.2 3 赤 無 サブイベント「賞金首」 使用回数が200回以上で空中で発動可能になる。 幻狼斬 14 3.3 2 緑 無 LV34 竜刃翔 12 2 青 無 奥 義 蒼破牙狼撃 18 3.4 4 赤 無 LV15以上 蒼破刃 牙狼撃の使用回数50回以上。 使用回数が300回以上になると、衝撃破にガードブレイク効果とダウン中の敵にもヒットさせる効果が追加される。 烈砕衝破 15 3.4 1 緑 土 LV18 爪竜連牙斬 16 3.5 6 緑 無 LV22 使用回数が200回以上で攻撃の途中、ガードボタンで行動をキャンセルできる。 遮波 16 1 緑 無 断空牙 18 3.7 3 赤 無 LV32 使用回数が100回以上で空中で発動可能になる。 義翔閃 16 3.6 3 青 無 サブイベント「クレイイベント」 使用回数が300回以上でなおかつ、称号「黒衣の断罪者」をセットしていると、通常攻撃ボタンを押し続けることによって、技の前に技の前にガードブレイク 効果付の攻撃を出す。 峻円華斬 2 4.0 8 青 無 LV36以上 円閃牙 爪竜連牙斬の使用回数50回以上 烈破掌 20 4.1 3 赤 無 LV38 一発目が外れると2発目以降がでない。 噛烈襲 23 3.8 7+α 緑 無 LV41 ○ボタン連打で最大ヒット数が増える。 最大ヒット数は使用回数に応じて変化する。最低が22ヒット最大が107まで増える。107ヒットまで出すには、使用回数が1000以上必要。 哭空裂蹴撃 22 4.3 3 緑 無 LV44 戦迅狼破 20 4.2 3 赤 無 LV48 ダウン中の敵にもヒットする。使用回数が増えるほどガードブレイクの確率が上昇する。(最大が400回以上で25%) 絶風刃 30 5.0 4 緑 風 サブイベント「剣友」 使用回数が200以上になると、空中の敵を大きく吹き飛ばせるようになる。 飛燕猛襲牙 28 4.4 4 緑 無 LV52以上 爆砕陣 哭空裂蹴撃の使用回数50回以上 狼破千烈襲 30 4.7 11 赤 無 LV56以上 噛烈襲 戦迅狼破の使用回数50回以上 ス キ ル 変 化 技 蒼破追蓮 7 2.9 2 緑 風 連撃をセットした状態での蒼破刃の使用回数100回以上 斧を装備時スキが大きいが。使用回数が200回以上になると解消される。 蒼牙刃 7 3.0 1 赤 無 剛烈をセットした状態での蒼破刃の使用回数100回以上 ダウン中の敵にもヒットする。斧を装備してダウン中のてきを攻撃すると、大きく吹き飛ばせるが、使用回数が200回以上ならば剣でも吹き飛ばせる。 三散華・追蓮 11 3.1 4 緑 無 俊敏をセットした状態での三散華の使用回数100回以上 円閃襲落 14 3.2 8 赤 無 烈震をセットした状態での円閃牙の使用回数100回以上 斧装備時はヒット数が減るが、使用回数が200回以上になると剣と同じヒット数になる。 守護方陣 26 3.0 4 青 光 守護をセットした状態での烈砕衝破の使用回数100回以上 円陣の中にいると自分も含めHPを10%回復できる、 烈破乱掌 26 3 赤 無 拡散をセットした状態での烈破掌の使用回数100回以上 哭空紅蓮撃 24 4.5 3 赤 火 紅蓮をセットした状態での哭空裂蹴撃の使用回数100回以 上 風塵狼破 25 4.6 3 緑 風 疾風をセットした状態での戦迅狼破の使用回数100回以上 使用回数が増えるほどガードブレイクの確率が上昇する。(最大が400回以上で25%) 絶破烈氷撃 35 5.0 4 緑 風・水 水塵をセットした状態での絶風刃の使用回数100回以上 使用回数が200回を超えるとヒット数が増え、ガードブレイク効果も追加される。 バ | ス ト ア | ツ 天狼滅牙 0 8.0~ 7~9 緑 無 メインシナリオで自動的に習得 OVLのレベルが上昇するほど威力、ヒット数が上昇。 天狼滅牙・飛炎 0 8.2~ 9~13 緑 火 スキル「 紅蓮」「 連撃」で発動。 天狼滅牙・砕覇 0 8.2~ 6~11 青 地 スキル「 烈震」「 剛烈」で発動。 天狼滅牙・風迅 0 8.2~ 10~13 緑 風 スキル「 疾風」「 俊敏」発動。 天狼滅牙・水蓮 0 8.2~ 3~5 青 水 スキル「 水塵」「 拡散」で発動。 秘 奥 義 漸毅狼影陣 0 10.0~ 23+α 全 無 スキル「スペシャル」で発動。 天翔光翼剣 PS3版で追加された秘奥義。 武神双天波 PS3版で追加されたフレンとの協力 秘奥義。 △